第4回アヒルの水かきフォーラム開催
自由民主党花粉症等アレルギー症対策議員連盟(通称ハクション議連)主催
2004年3月8日(月)午後3時〜午後5時30分
自由民主党本部 901号室
いよいよ動き始める
アレルギー国家戦略
今回のフォーラムでは、理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター長 谷口克先生をお招きしての「理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センターの取り組みについて」のご講演がありました。
ご講演 理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター長 谷口克先生
第1部
開会挨拶 花粉症等アレルギー症対策議員連盟会長 保利耕輔衆議院議員
議連活動報告 事務局長 小野晋也衆議院議員
お二方に継いで谷口先生のご講演。(写真最上部)
第2部
「アレルギー疾患克服に向けての国家戦略は何か」
患者団体 アラジーポット幹事 栗山真理子氏(国立成育医療センター研究所免疫アレルギー研究部) 他
当会栗山幹事は、当会パンフレット、入園入学マニュアルを出席者全員に配布し、当会の活動内容をご説明し、入園入学マニュアルの普及の必要性をご説明するとともに、食物アレルギーのマニュアルにある小児食物アレルギー児のアナフィラキシーに対するエピペンの早期の使用認可をお願い等を致しました。下記に、栗山幹事の、発言の要点とコメントを記します。
「アレルギーの国家戦略」へのアラジーポットの説明と提案

・アラジーポットの「入園入学マニュアル」を使って学校へのアレルギーの理解に取り組んでいます。
・おかあさま方には勿論、ご理解いただきたいと願っていた学校の先生、養護の先生から「大変に役に立つ」「こんなのがほしかった」「これでおかあさま方への理解をお手伝いできる」とご評価をいただき、10件を越す講演会を学校で開いてくださっていること。
・現場の先生方は、困っているお子さまにどうしたら役に立つだろうと考えていて下さっていること。
・食物アレルギーは死に至る危険性がある疾患であるために、特に吸入抗原になる得るピーナッツについては学校給食に使用しない、また、救急車到着までに死の危険性を回避できる可能性のあるエピペンの使用を待ち望んでいる。
旨のお話をして、国家戦略として
■学校へのアレルギーの理解をすすめる為の施策
■学校給食でのアレルギーの対応をすすめる為の施策
■エピペンの小児対象と食物アレルギーへの適応拡大
を提案致しました。

さすがにハクション議連は、大変お勉強していてくださって、
「エピペンはなぜ認可にならないですか?」と出席の厚労省の方にご確認いただきました。
ただ、担当者ではないと言うことで、適切なお応えを出来るお立場にはないとのことでした。
エピペンの優性と必要性には大変ご理解をいただいていると感じました。
今後ご協力をいただきながら、お話し合いをさせていただこうと思っております。

学校給食についても司会の小野議員から
「児童の食物アレルギーの調査で、ピーナッツの吸入抗原でのアナフィラキシーがある児童がいらした場合には、学校全体として給食にピーナツを使用しないことにすればいいのですね」と言っていただきました。特殊な食物アレルギーについても大変ご理解をいただいていると思いました。

今後も各方面の方々にご理解をいただくよう努めて参りたいと思います。
同時に「アラジーポットの紹介をする」と言われて言ってみたら「国家戦略の提案」と言っていただき、それだったらあれもこれもと思いましたので、今後も国家戦略的提案をして参りたいと存じます。

みなさまの応援を宜しくお願い致します。