エピペンという、アナフィラキシーに対する自己注射についてご存じでしょうか?
アメリカでは、二十数年まえから、
蜂、薬物、食物に対するアナフィラキシーを起こす可能性のある人に処方され、
常時携帯出来る自己注射器です。
注射器とはいっても、針が見えるわけでもなく、薬を注入する必要もなく、
ただ、キャップをとって、太ももに直角に突き立てるだけのものです。
http://www.epipen.jp/
厚生労働省では、その認可に関して審議会を設け検討していましたが、
この程、認可対象は「成人の蜂アレルギーのみ」と限られることになりました。
現在では、食物アレルギーのあるお子さまは、学童期でその約一割、
幼児ではそれより多いのが現状で、
ほんの少しの抗原で命に関わるアナフィラキシーを起こす場合もあります。
そこで、救急車の到着する間、あるいは、病院に到着し、
ステロイドやエピネフィリンの点滴をうけられる間のくすりとしては
唯一と思われる対処法と考えています。
私たちは、長い間、使用できるようになるのを待っておりました。
しかし、今回もその利用が成人の蜂アレルギーのみに限定され、
薬物アレルギー、食物アレルギーのアナフィラキシーショックに対しては
今後も使えないことになりました。
アラジーポットでは、一日も早く使用できる環境になるために、
どんなことができるか、みなさまのお考えを集めたいと思っております。
どうぞご意見をお寄せください。
お待ちしております。
アラジーポット エピペン担当
栗山真理子
marikuri@allergypot.net