公開フォーラム:医者と患者と「診療ガイドライン」
平成15年度厚生労働科学研究班「EBMを指向した『診療ガイドライン』と医学データベースに利用される『構造化抄録』作成の方法論の開発とそれらの受容性に関する研究(SAGL班)」(主任研究者:中山健夫)主催
公開フォーラム:医者と患者と「診療ガイドライン」
 医療の質に対する社会的な関心が年々高まっています。
1991年に北米で提唱されたEBM(根拠に基づく医療)は医療関係者に大きな影響を与えつつあります。
 EBMを取り入れた「診療ガイドライン」は、最新の情報と臨床現場の架け橋となることが期待され、各領域で作成が進められていますが、同時にその問題点も明らかにされてきました。
 今回私達は「誰のための・何のための診療ガイドラインか?」という問いに対し、厚生労働科学研究の成果を報告すると共に、関心を持たれる方々と意見交換の機会を作りたいと考え公開フォーラムを企画致しました。
医療関係者、患者の立場を問わず、多くの方々のご参加をお待ちしています。
日時: 2004年3月15日(月) 16:00〜19:00
会場: 東京大学鉄門記念講堂 (会場地図はホームページ参照)
定員:100名
参加費:無料
後援:(財)日本医療機能評価機構
プログラム:
16:00-16:05 挨拶
 厚生労働省医政局研究開発振興課医療技術情報推進室
16:05-16:25 成果報告
 中山健夫(京都大学大学院医学研究科健康情報学助教授) 
<パネルディスカッション>
16:25-16:45 「診療ガイドラインが社会・法の接点で生ずる問題」
 稲葉一人(科学技術文明研究所特別研究員・元大阪地方裁判所判事)
16:45-17:05 「ガイドライン策定過程への医療消費者の参加の可能性」
 野村英樹(金沢大学医学部附属病院総合診療部助教授)
17:05-17:25 「患者が参加する診療ガイドライン」
 辻本好子(NPO法人ささえあい医療人権センターCOML代表)
17:25-17:45 「患者グループから診療ガイドラインへ期待するもの」
 栗山真理子(アラジーポット幹事、国立成育医療センター研究所ミレニアムプロジェクト研究員)
17:45-18:05 「Professional autonomy とPatient autonomy」
 津谷喜一郎(東京大学大学院薬学系研究科医薬経済学講座客員教授)
18:05-18:20 指定発言
 「日本医療機能評価機構の医療情報サービス(Minds)の目指すもの」
 佐藤敏彦((財)日本医療機能評価機構医療情報事業部長、北里大学医学部助教授)
18:25-18:55 総合討論
18:55-19:00 閉会
お申込み:別紙(ホームページ参照)の申込書をFAX(03-5360-7122)、
またはE-mail(takagi@jamas.or.jp)で申込書の項目をお送り下さい。

http://www.ebm.jcqhc.or.jp/forum/forum_20040315.html

参加票は発行致しませんので、そのままご来場下さい。
お問合せはSAGL班事務局(高木)まで。TEL(03-5360-7121)、
E-mail(takagi@jamas.or.jp

以上、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
中山健夫 Takeo Nakayama, MD, PhD
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻
健康情報学(旧・医療システム情報学)分野
〒606-8501 京都市左京区吉田近衛町