厚生労働省医政局医事課殿
日頃は、アレルギー疾患に悩む子どもたちのために、医療行政でのご尽力をいただき心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
この度は、成人蜂アレルギーにエピネフィリンの携帯用自己注射器(エピペン)の適応認可のありました事は私たちにとって大きな前進であり、大変に嬉しいことと思っております。今後エピペンの使用について、引き続き食物アレルギー、そして幼児への適応を願っており、ご検討ご審議いただけますよう切にお願いを申し上げます
坂口大臣をはじめ、厚生労働省など多くの方々のご尽力により、アレルギーに対しての予算が増額され、学校への取り組みも計画されていて嬉しく、大きな期待を寄せております。
学校での使用などに関し、解決しなくてはならない問題もいくつかあると存じます。
しかし、尊い人命を守る手段が限られており、そしてその手段が現に存在しますので、ほかの問題は、貴省をはじめ日本小児アレルギー学会や小児科の医師の方々と私たち患者会も力を合わせ共にその問題解決して参りたいと願っております。そのための努力は惜しまないつもりでおります。万が一のことに備え子どもたちの命を救えるのは、この携帯用自己注射だけなのですから。
11月30日砂防会館(シェーンバッハ・ホール)で公害健康被害補償予防協会の開催いたしました「平成16年度養護教員のためのぜん息フォーラム」の質疑応答の中での、養護教員さんからのアンケート結果についてご報告させていただきたいと存じます。
質問:もし、エピペンが認可され、学校に児童が持ってくるようになった場合、使うことにご協力いただけますでしょうか?
答え:はい 73%
いいえ 27% (分からないを含む)
参加者数:82名
回答方式:手元でのイエスノーマシーンによる統計(%)
その講演会では、現場の先生方からは、「ぜん息のお子さんの苦しい発作をサポートするためにどんなことが出来るでしょうか?」とか「救急車の到着までに私たちの出来ることは何でしょうか?」などの、子どもさんを助けるために、また、楽にしてあげるためにとのご質問をいただいております。そのように病気の子どもに目を向けてくださり、お気持ちをお持ちの先生方とともに、これからも食物アレルギーの子が安心して学校生活を送れる環境整備に努めて参りたいと存じます。
エピペンの食物アナフィラキシーへの適応拡大と小児用エピペンの認可の一日も早いことを切に願っております。
アレルギー児を支える全国ネット アラジーポット
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代表幹事 五味 昭二
エピペン担当幹事 栗山真理子
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